高井戸

(たかいど)

〜和田掘廟所・塚山公園〜

「杉並区シリーズ」の第6回目は、南部に位置する高井戸と参りましょう。
下高井戸駅から、3ヶ所ほど寄り道した後「神田川」沿いに歩いて行き、
川沿いの見所を紹介しつつ、最終的に高井戸駅まで散策してきました。
それでは、どうぞご覧下さい。
下高井戸駅
今回の「高井戸散策」の起点としたのは、
京王線と東急世田谷線の「下高井戸駅」です。
例によって駅前写真なんぞを一つ。
駅舎が真新しい感じですなぁ。

写真の奥の方に、世田谷線のホームがありますが、
ちょっとこれでは見られませんな・・・。

実は撮影したこの場所は、杉並区下高井戸ではなく、
世田谷区赤堤という所なんですよ。
まぁこんな事は都内では良くある事ですがね。
右側へ進むと「日本大学文理学部」がありますが、
そちらにつきましては世田谷シリーズで紹介します。
という事で京王線の踏切を渡っていく事にしました。
さて、踏切を渡って行き「れんが通り」に入りました。
丁度この辺りで「下高井戸」に入る訳ですな。

奥の方に駅舎がありましてその手前には、
「下高井戸駅前市場」という商店街があります。
そこも実は世田谷区松原にあるのですけどね、
何とも味わい深い商店街となっております。

という事で、ここから「れんが通り」を後へ進み、
先ずは「甲州街道」へと出てみました。
「れんが通り」より
甲州街道より
さて「甲州街道」へと出た所で暫し新宿方面へ歩きますと、
左手には広大な霊園がございます。

そして写真でもお分かりの通りちょっと目を引く、
謎めいた建物がありますが、アレは何でしょう?
(イヤ全然、謎ではないんですがね・・・)

以前から存在は知っていたのですが、
入った事は無いので、早速行ってみる事にしました。

因みに写真右にあるのは「首都高速4号線」の
「永福入口」でございます。
そうです、ここは「永福」なのです。(オイ)
そんな訳で、建物の入口で写真を撮りました。
ここは「築地」にある寺の別院と言うのでしょうか?
「築地本願寺 和田堀廟所」という所です。

1929年に建立されたそうでして、
様々な著名の方が眠っている所でもあります。

この後、ここでお参りした事は言うまでもありません。
(なら言うなよ)
という事で、また甲州街道を戻って行きました。
和田堀廟所
永福寺
甲州街道から永福駅方面へ歩いて行き、
「神田川」沿道へと入って行くのですが、
その前に第3回の「永福」で紹介できなかった、
永福の散策スポットを2つばかり紹介しましょう。

先ずはこちら「永福寺」でございます。
駅前通りからちょっと入り込んだ所にあります。
ここが正面入口の門という事ですな。
門は閉まっていましたが、その右側にある門は
開いていましたよ。(何じゃそりゃ…)
本堂は撮影しませんでしたが、かなり大きいですよ。
再び駅前通りに出て「永福駅」方向へ歩きますと、
今回も当然の事ながら「神社」の登場〜♪

こちらは「永福稲荷神社」という事になります。
写真では気が付かないと思いますが、
赤を基調とした如何にも「稲荷神社」って感じです。

ここは「永福時村」と呼ばれていた時代から、
この土地の鎮守だという事です。

例の如く、ここでもお参りを済ませたのでした。
そんな訳でまたまた甲州街道方面へ戻りまして、
いよいよ「神田川」沿道へと進みました。
永福稲荷神社
神田川沿道
ここから本編の「高井戸散策」って感じですな。
神田川沿道へと入っていくのでした。

ここから上流へと歩いて行きますと、
京王井の頭線の「高井戸駅」へと辿り着きますが、
地図で確認すると2キロ位でしょうか?

その間にどれほど散策スポットがあるのか、
それは下の写真にてお楽しみ下さい。

因みに自分が歩いていく方が「下高井戸」で、
反対側はまだ「永福」だったりします・・・。
さて暫く歩いていくと最初の散策スポットへ?!
読んで字の如く「かんだばし」でございます。
(なんじゃそりゃ…)

橋の方も青くてかなり目立つのですが、
実はこの道路は「荒玉水道道路」という通りでして、
道路の下部には水道管が通っております。

地図上で見ますと、世田谷区砧にある浄水場から、
杉並区梅里まで、ほぼ一直線に走っています。

結構「裏道」として利用している方も多いかと思います。
かんだばし
親和緑道
下高井戸八幡神社
更に沿道を歩いて行きますと、こんな所に辿り着きました。(写真左側)
こちらは「親和緑道」という緑地沿道、だったかな? 間違っていたら
すみませんがご指摘下さい。 しかし何でメモっとかないのだ、自分。
と、ここで自分は「この近くに神社がある!」というアンテナ?が働き、
ふと沿道の左側を見ましたら、やっぱりありましたよ神社!(写真右側)
こちらは「下高井戸八幡神社」です。 かなり大き目の神社ですな。
ここも「下高井戸村」と呼ばれていた頃からの鎮守なのだそうです。
てなワケで、ここでも思いっ切り手を叩いてお参りさせて頂きました!
鎌倉橋
更に突き進んでいきますと、こんな所に出ました。
この橋は「鎌倉橋」と呼ばれている橋で、
上を通っているのは「鎌倉街道」という道です。

写真中央の石碑にも「鎌倉街道」と書いてますな。
この道路も割りと交通量が多いのでご注意を。

さて、この道路の反対側に公園があります。
以前からちょっと気にはなっていたのですが、
まさかそんなモノがあったとは知りませんでした。
(ちょっと大袈裟ですな)

そんなワケで、下の写真をどうぞ〜。
塚山公園
公園内の池
縄文時代の住居
その公園とはこちら「塚山公園」でございます。
公園の入口を撮影してみました。(写真左上)

園内に入ると池がありまして、ちょうどこの時期に
アヤメ(科の植物)が綺麗に咲いておりました。(写真右上)

この公園は昭和63年に作られた新しい公園で、
この地に縄文時代の集落があったそうでして、
その当時の住居も復元?されて展示されてます。
(写真左側)

という事で、再び沿道へと繰り出しました。
「なかなか高井戸駅に辿り着かないな〜」
なんて思っていたら、巨大な煙突がお出ましに。

こちらは「杉並清掃工場」でございます。
煙突も当然、清掃工場のモノですな。
この清掃工場には温水プールが併設されていて、
ゴミの燃焼で生じる排熱を利用しております。


煙突も何となく「高井戸のシンボル」的な存在ですな。
という事で、ここから高井戸駅はもう間もなくです。
杉並清掃工場の煙突
高井戸の井戸
と、高井戸駅に着く前にこんな物を発見!
これは手動式のポンプではありませんか〜。
言わずもがな、これは「井戸」ですねぇ・・・。

流石「高井戸」と言うだけありますなぁ。(?)
「高井戸の井戸かぁ」と呟いてしまいました。
恐らく「高井戸」の地名の由来も、
井戸に関係しているのでしょうかね?
(知識無くてすみませんです)

思わずレバーを動かして、水を出してみました。
何となく、懐かしい気分にさせられましたよ。
残念ながら、飲用には使えないそうですハイ。
高井戸駅(1)
高井戸駅(2)
そんな訳で、京王井の頭線「高井戸駅」に到着したのであります。
高井戸駅は「環八通り」の上部に位置する高架駅で、(写真左側)
改札口が環八通りを挟んで反対側にありますので、歩道橋を渡って
行くのですが、その歩道橋から環八通りを撮影しました。(写真右側)
右側の建物は「日本ヒューレート・パッカード」のビルなんですけど、
自分は「高井戸」というと「ヒューレート・パッカード」を思い出します。
まぁ本当にどうでも良い事ですがね・・・。以上「高井戸散策」でした。
今回は「神田川」沿いを歩いて行ったのですが、普段見慣れない鳥を
見る事ができ、折角なので撮影したのですが、逃げられました・・・。
まぁ撮れたとしても、低解像度のデジカメなので写らなかったかも。
それにしても杉並区は環境が良いなぁ〜と改めて思った散策でした。

Update 2004.6.13