小伝馬町

(こでんまちょう)

〜大伝馬町・馬喰町〜

「中央区シリーズ」第6回目は、「呉服問屋」でひしめく「小伝馬町」と参りましょう。
今回は何となく寂しさを感じさせる「十思公園」や「大伝馬町」や「日本橋富沢町」、
「問屋街」として有名な「横山町」や「馬喰町」を神社も交えてつつ散策しました。
それでは、どうぞご覧下さい。
小伝馬町交差点
東京メトロ日比谷線に乗ってやってきました「小伝馬町」へ。
そんな訳で、地上に上がり恒例の駅前写真を。

ちょうど「小伝馬町交差点」となっております。
ここは「人形町通り」「江戸通り」が交差してます。

さて、まずはこの近くの見所へ向うべく、
人形町通りを岩本町方面へちょいと歩きまして、
「時の鐘通り」へと入って行きました。
「時の鐘通り」を入ってすぐの所に、
(というより人形町通り沿いって感じですね)
こんな感じの寺院さんがド〜ンとあります。
名前は「大安楽寺」というそうです。

ここは江戸時代、「江戸伝馬町処刑所」だった所で、
当サイトでも何度か登場した幕末に活躍した人物が、
処刑された地でもあります。
それについてはこの寺院の反対側にある、
公園を紹介してからにしましょう。

という事で、ここでまず最初のお参りをしました。
大安楽寺
十思公園
石町時鐘
公園内の石碑
さて、「大安楽寺」の反対側にある公園。
それはこちら「十思公園」でございます。(写真左上)
(因みに読みは「じゅっし」です)

そしてこちらには「石町時鐘」という、
江戸時代最初の時の鐘が設置された事で有名。(写真右上)
さて、上記の処刑された人物ですが、
長州藩の尊攘派の中心人物「吉田松陰氏」です。
処刑の時にはこの時の鐘がなったと言われておりまして、
荒川区は「南千住」の回向院に墓碑があります。

そして公園内の所々に石碑があります。(写真左側)
落ち着いた中にも、一抹の寂しさを感じる公園であります。
江戸通り
寶田恵比寿神社
さて「十思公園」を後にし、「時の鐘通り」から今度は「江戸通り」に出ました。(写真左側)
日曜日に散策したのですが、何と言いますかあまりにも車の往来が少ないですな・・・。
この写真の後ろに歩道橋がありましたので渡って行きまして、一方通行出口の道に入り、
暫く歩いて「えびす通り」を右手に曲がりますと、今回の散策最初の神社を発見しました。
「寶田恵比寿神社」でして(写真右側)。日本橋七福神の「宝田恵比寿神」がございます。
毎年10月19.20日に「べったら市」があるそうです。という事でモチロンお参りしました。
東京工業品取引所
椙森神社(1)
さて再び来た道に戻り、突き当りを左折しまして、
「東京工業品取引所」の所を右折しました。(写真左上)

暫く歩くと今回2ヶ所目の神社を発見!
こちらは「椙森(すぎのもり)神社」と申します。(写真右上)
日本橋七福神の「恵比寿神」が祀られています。

という事で本堂も撮影しました。(写真右側)
こちらには「富塚」なるものがありまして、
江戸時代に行われていた「富くじ」が行われていたそうです。
今で言う所の「宝くじ」の元祖ですかね?
例大祭は5月15.16日に行われるそうです。
そんな訳で、今回三回目のお参りはここで・・・。
椙森神社(2)
人形橋通り
池洲神社
「椙森神社」を後にして、人形町通りに出ました。(写真左側)横断歩道を渡り、
「織物中央通り」へ進み「大伝馬町」へ入った所で次の道路を左折しますと、
またしても小さな神社を発見しました!こちらは「池洲神社」という名前です。
左隣には「大伝馬会館」という集会所も。(写真右側) 当然お参りしましたよ。
ハリオグラス株式会社
さて再び「織物中央通り」を歩いて行きますと、
こんな感じの洋風な建物を発見しました。

「おぉ〜スゴイなぁ。で、何の会社だろう?」
なんて思いましたが、当然看板がありまして、
「ハリオグラス株式会社」だそうですハイ。
耐熱性ガラスの調理器具を使っている方も多いのでは?
かく言う自分もお世話になっていたりします。
焼酎のお湯割を飲む時のグラスで。(オイ)

この裏手には布団の「西川産業」があります。
みどり通り沿いの商店街
富澤稲荷神社
「織物中央通り」から「みどり通り」へと入って行きますと、こんな風景が。(写真左側)
何となく「下町」っぽくて良いですね〜。ちょっとした飲み屋などもあって味があります。
そして「みどり通り」からちょっと離れた所に「富澤稲荷神社」があります。(写真右側)
この辺りは「日本橋富沢町」という事になります。お参りしたかったのですが門が・・・。
横山町
横山橘通り共栄会
新道通り
三度「織物中央通り」へと戻ってきまして、
歩いて行きますとやがて「東日本橋」へ入ります。
入った所で「清洲橋通り」を左折しました。(写真左上)

この辺りから「問屋街」となっておりまして、
我々一般の人は立ち入りにくい雰囲気が・・・。
何せ「値札」を見てその安さにビックリしますからね。
モチロン、小売業者の方だけですので・・・。

さて、この辺は色々な商店街がありまして、
「横山橘通り共栄会」(写真右上)や、
「横山町馬喰町新道通り」(写真左側)があります。
そして「清洲橋通り」と「江戸通り」との交差点である、
「馬喰町」へと辿り着きました。
しかしスゴイ地名ですね。「馬を喰らう」ですからね・・・。

さて、この辺も当然の事ながら問屋街ですが、
何と言ってもここで外せないのが「エトワール海渡」

この低解像度の写真でも分かる位に、
あちらこちらに看板がありまして、
ここに来る度「スゴイよなぁ〜」と思ってしまいます。
馬喰町
鞍掛橋
竹森神社
龍閑児童遊園
さて「江戸通り」を「小伝馬町」へと戻って行きまして、
途中の「鞍掛橋」を右折しますと、(写真左上)
「またかぁ〜」と思われそうですが神社を発見!
こちらは「竹森神社」でございます。(写真右上)

右隣には町内会の集会所がありまして、
左手には「龍閑児童遊園」があります。(写真左側)

何とも「江戸風」な児童遊園ですな〜。
という事で、こちらで今回4回目のお参りをしました〜。
小伝馬町の路地
千代田神社
こんな所で「小伝馬町散策は終わりかな〜」、などと思っていたのですが、
「何か、まだありそうだな」と思い(←何がだ)、路地をウロチョロ(写真左側)
そうこうしているしているウチに、こちらの神社を発見しました!(写真右側)
「千代田神社」と申しまして、住宅地と同化して少々見つけ辛い感じですな。
そんなワケでこちらで今回最後のお参りをして「小伝馬町散策」は終了です。
今回は日曜日に訪れた為、「問屋街」の馬喰町や横山町は閑散としていましたが、
平日は本当に車が止められないほどに業者さんが多く訪れるて賑わうんですよ〜。
でも最近は一般客を扱う店もありまして、興味ある方は日曜に訪れるのが吉ですよ。

Update 2005.6.30