根津

(ねづ)

〜根津神社・千駄木〜

「文京区シリーズ」の第6回目は台東区谷中と並ぶ下町として有名な根津・千駄木を散策しました。
所謂「谷根千」と称されてここ最近では都内でも有数の散歩コースとして人気を博しておりますが、
今回は「不忍通り」を中心に根津や千駄木の神社や公園、そして商店街などを巡って歩きました。
それでは、どうぞご覧下さい。
根津駅入口
根津一丁目交差点
不忍通り
東京メトロ千代田線に乗りやって来ました「根津」へっ!
先ずは恒例の駅前写真からどうぞ。(写真左上)
第5回目の「湯島」のお隣の駅という事になります。

さて駅前には「不忍通り」が通っておりまして、
目の前の「根津一丁目」交差点を撮影しました。(写真右上)
左右を通りますのは「言問通り」でございます。
不忍通りをこのまま真っ直ぐ進みますと、
台東区の池之端を経て上野へと続いております。

そんな訳でここから「根津・千駄木散策」を開始し、
不忍通りを千駄木方面へ歩いて行ったのですが、
歩き始めて間もなく不忍通りの街灯を撮影。(写真左側)
街灯の直下には「文豪の町」と書かれております。
不忍通りふれあい館
根津の街並
「そうか、根津は文豪の街なのかぁ」と思いつつ歩きますと、
こちらの「不忍通りふれあい館」が目に入りました。
交差点は「根津小学校入口」となってます。(写真左上)
区の伝統産業を継承する事を目的とした施設だそうでして、
2階部分は区立根津図書館となっているとの事です。
左脇は「根津観音通り商店会」となっております。

という事で右手の根津小学校へと向かって行きまして、
銭湯の煙突をバックに街並を撮影しました。(写真右上)
と言うか銭湯の煙突は何処?と言われそうですが…。
この辺りは下町といった感じの住宅街となっていますが、
手前のコインパーキングが今を感じさせますな。
再び不忍通りに戻りまして歩いて行きますと、
「根津神社入口」交差点に到着しました。(写真右側)
根津神社入口交差点
根津神社
楼門
拝殿
根津神社入口交差点を左折して暫く歩いて行きますと、
お待ちかね「根津神社」に到着しました。(写真左上)
濃い赤色の鳥居が何とも印象的ですなぁ〜。

そんな訳で早速鳥居を潜りまして参道を歩いて行くと、
こちらの「楼門」がド〜ンと建っております。(写真右上)
楼門は国の指定重要文化財となっております。

楼門を潜りまして右手に神楽殿を見つつ唐門を入りますと、
こちらの「拝殿」へと辿り着きました。(写真左側)
ご覧の通り何とも歴史を感じさせる造りですなぁ〜。
拝殿も国の指定重要文化財になっております。
という事で今回最初のお参りをしっかりと済ませました。
乙女稲荷神社
建ち並ぶ赤い鳥居
さて境内には他に2ヶ所神社が併設されておりまして、
その一つがこちら「乙女稲荷神社」です。(写真左上)

乙女では全く無い私ですが気にせず鳥居を潜りますと、
あっと驚く程の鳥居の数々が!(写真右上)
こんなに鳥居がありますと嬉しくなりますな〜。(オイ)

鳥居を全て潜り抜けますと本殿に到着するのですが、
諸事情により池手前より本殿を撮影。(写真右側)
この神社の例大祭は5月3日に行われるとの事です。
そんな訳で今回2度目のお参りを済ませました。
乙女のように祈りを込めて…。(オイオイ!)
因みに手前の池には錦鯉が悠々と泳いでおります。
乙女稲荷神社本殿
駒込稲荷神社
左が乙女稲荷、右が駒込稲荷の鳥居
東京医科大学付属病院
そしてもう一つの神社が「駒込稲荷神社」でございまして、
鳥居と本殿を併せて撮影してみました。(写真左上)
こちらも例大祭は5月3日に行われるとの事です。
そんな訳で今回3度目のお参りを済ませました。

そしてちょうど拝殿の裏手の所に立ちまして、
乙女稲荷と駒込稲荷の鳥居を撮影しました。(写真右上)
何となくどちらでお参りしようか迷う所ですな。(そうか?)

さてさて道路を挟んで根津神社のお隣には、
こちらの「日本医科大学付属病院」があります。(写真左側)
裏手には日本医科大学も併設されております。
池に流れる滝
濁ってしまった池
そんな訳で境内をぐるりと一周したのですが、
名残惜しいのでもうちょっと写真を撮ってみました。
先ずは境内の池に流れる滝をどうぞ。(写真左上)
この裏手は「つつじ苑」となっておりまして、
4月初旬から5月初旬に「つつじまつり」が行われます。

左手にあります「神橋」の先も池が存在していますが、
散策当日はこの様に濁っておりました。(写真右上)
以前は隣りに日本医科大学の校舎があったのですが、
現在改築工事中でしてその影響なのでしょうか?

そして楼門と神楽殿、唐門を撮影しました。(写真右側)
非常に歴史が感じられて、居心地良く巡りました。
という事で根津神社を後にしたのでした。
楼門と神楽殿と唐門
千駄木二丁目交差点
千駄木二丁目商店街の街灯
千駄木に入った所の不忍通り
という事でまたまた不忍通りへと戻って歩いて行きまして、
こちら「千駄木二丁目」交差点へと出ました。(写真左上)
この交差点の先から「千駄木」へと入って行く訳ですな。
因みにこの交差点を左折しても根津神社に行かれます。

交差点を渡りますと立派な街灯が目に入りまして、
それがこちら「千駄木二丁目商店街」街灯です。(写真右上)
併せて不忍通りの風景も撮影しました。(写真左側)

この辺は金融機関がちょっと目立つ印象がありますが、
この先は商店街らしく飲食店などが建ち並んでおりまして、
確か美味しい鯛焼き屋さんがあったような…。(オイ)
買って食べながら散策するのも良いのではないでしょうか。
団子坂(1)
団子坂(2)
さて不忍通りから左手にある路地へと入って行きまして、
区立汐見小学校から住宅街を抜けて行きますと、
こちらの「団子坂」へと出ました。(写真左上)

この先は「団子坂上」交差点となっておりまして、
その先の左手には「鴎外記念本郷図書館」がございます。
森鴎外以外にも様々な作家の作品に登場しており、
道路反対側には団子坂についての案内板があります。

という事で団子坂を下る所を撮影しました。(写真右上)
和菓子屋や民芸店などが点在しているのも特徴ですね。
坂を下り切ると「団子坂下」交差点に到着。(写真右側)
ここを左折してまたまた不忍通りを進む事にしました。
真っ直ぐ進みますと台東区谷中の「三崎坂」です。
団子坂下交差点
千駄木駅入口
区立須藤公園
園内の池と藤棚
という事で不忍通りをてれてれと歩いて行きますと、
東京メトロ千代田線千駄木駅に到着。(写真左上)
これで一駅間を歩いたという事になりますな。
とは言えそれほど長い距離ではないのですが…。

さて千駄木駅の裏手には公園が存在しておりまして、
それがこちら「区立須藤公園」でございます。(写真右上)
この公園は実業家であった須藤吉右衛門氏から、
昭和8年に公園用地として寄与されたとの事です。

早速園内に入りまして池の手前にて撮影しました。(写真左側)
ご覧の通り藤棚があり、開花期には見応えありそうですね。
そしてこの写真の左手には橋が架かっているのですが、
橋の先に鳥居と弁財天
公園の小高い所から
その橋の先には何と鳥居があるではないですかあっ!
鳥居の先には弁財天がございます。(写真左上)
千駄木には神社が無いという認識でいましたので、
これは大きなサプライズですなぁ〜!(←んな大袈裟な)
そんな訳で今回4度目のお参りを済ませたのでした。

そして橋を渡った後に小高い所へと上りまして、
下に見える池と弁財天を撮影してみました。(写真右上)
こうして見ると、昔から立派な庭園であった事を実感します。

さて小高い所があれば滝があるのかもと思いましたが、
なんと「須藤の滝」が存在しております。(写真右側)
残念ながら写真では滝のある所が分からないのですが、
左上部の所から割りと勢い良く流れ出ております。
須藤の滝
電柱の無い一方通行路
動坂上交差点
都立駒込病院
そんな訳で須藤公園を後にして坂道を上がって行きますと、
この様な整備された一歩通行路に出ました。(写真左上)
ご覧の通り電柱が立っていない通りとなっております。
先に見える白い建物は「区立千駄木小学校」です。
右手には大給坂や狸坂など名のついた坂があるのですが、
残念ながら撮影出来ませんでした、悪しからず…。

そしてそのまま一方通行路を歩いて行きますと、
こちらの「動坂上」交差点へと出ました。(写真右上)
この交差点の左側は「本駒込」となっておりまして、
こちらの「都立駒込病院」がございます。(写真左側)
本駒込の本編では登場させられませんでしたので、
ここで登場させようという魂胆な訳なのですが…。
動坂下交差点
道灌山下交差点
そんな訳で動坂をてれてれと下って行きますと、
こちら「動坂下」交差点へと辿り着きました。(写真左上)
交差している道路は当然、不忍通りでございます。
真っ直ぐ行きますと北区に入り、「田端駅」に着きます。

という事で右折して不忍通りをてれてれと歩きますと、
こちらの「道灌山下」交差点に到着。(写真右上)
交差点名で気がついた方もいらっしゃるかと思いますが、
左折しますと荒川区の「西日暮里駅」に着きます。

そんなこんなで私もこの交差点を左折しまして、
暫く歩いた所で一枚撮影してみました。(写真右側)
もっとも西日暮里駅はまだまだ先と言った所ですな。
そしてこちらの右側を振り返って見てみますと、
遠くに西日暮里を望む
よみせ通り入口
よみせ通りを歩くの図
延命地蔵尊
こちら「よみせ通り」の入口となっております。(写真左上)
千駄木と台東区谷中の間を通る商店街でございます。
そんな訳で早速横断歩道を渡って行きまして、
味わいある「よみせ通り」へと入って行きました。

通り沿いの様々な飲食店や商店を眺めつつ歩いて行くと、
大きなアーチがありましたので撮影しました。(写真右上)
向かって右手が千駄木で、左手が谷中と言う訳です。

そしてアーチの所には何とお地蔵さんが存在しており、
それがこちらの「延命地蔵尊」でございます。(写真左側)
提灯が何とも賑やかで、手厚く祀られておりますね。
そんな訳で、今回最後のお参りを済ませたのでした。
千駄木三丁目すずらん通り商店会
根津あいぞめ通り
更に歩いて行きますとこんな路地が目に入りまして、
それがこちらの「すずらん通り商店会」です。(写真左上)
何とも味のある飲食店が建ち並んでおりますなぁ。
ところでこの先は台東区谷中と重なる所がありますので、
この後を見たい方は「谷中」の後半部をご覧下さい。

さて、三崎坂から「ヘビ道」に入り住宅街を抜けますと、
根津へと戻りまして商店街へと入って行きました。
先ずはこちら「根津あいぞめ通り」をどうぞ。(写真右上)
何とも「昭和の商店街」という感じがしますなぁ〜!
写真を撮る方や、絵を描かれている方を見受けましたよ。
そしてこちらが「根津銀座商睦会」です。(写真右側)
これまた味わいのある下町情緒を感じる商店街ですね。
そんな訳で「根津・千駄木散策」は以上でございます。
根津銀座商睦会
最後は写真を省略してしまいまして申し訳ございません。 「谷中」と併せて見て下さればと思います。
ところで最初に「根津は文豪の街なのかぁ」と書いたにも関わらず特に追求していなかったのですが、
隣りの「田端」も文士の街だったという事で、興味がありましたら併せて散策すると良いかと思います。

Update 2006.4.10