本駒込

(ほんこまごめ)

〜吉祥寺・六義園〜

「文京区シリーズ」の第4回目は、特別名勝「六義園」で有名な「本駒込」を散策しました。
今回は本駒込駅から本郷通りを歩いて、寺町風景を楽しみながら吉祥寺へ立ち寄って、
これまた恒例の神社を二つほど訪ねた後に、今回のメインである六義園を巡りました。
それでは、どうぞご覧下さい。
本駒込1丁目
駒沢土物店跡
吉祥寺
「東京メトロ南北線」に乗ってやってきました「本駒込」
先ずは恒例の駅前写真を撮影しました。(写真左上)
写っている通りは「本郷通り」という道路でして、
先には「本駒込一丁目」という二股の交差点です。
直進するとJR駒込駅方面、右折するとJR田端駅方面です。

ところで交差点の左側には「天栄寺」という寺院がありまして、
江戸時代には「青果市場」が存在していたとの事です。
名称は「駒込土物店」と呼ばれていたそうです。(写真右上)
江戸の重要な野菜の供給地だった訳ですねぇ〜。

という事で本郷通りを真直ぐ進み「本駒込散策」をスタート!
歩いて約5分ほどで「吉祥寺」に到着しました。(写真左側)
読みは武蔵野市の「きちじょうじ」と同様ですよ。
小さな神社
大仏様
そんな訳で早速境内へと入って歩いて行きますと、
左手にこの様な小さな神社がありました。(写真左上)
「神仏分離はこの地にはないのか」と思いつつ更に進むと、
こちらの大仏さんが鎮座ましていました。(写真右上)
「ほえ〜、何だかスゴイですなぁ〜」などと呟いたりして…。

そして一番奥にある本堂を撮影しまして、(写真右側)
今回最初のお参りを済ませたのでした。
こちらの右側には、大きな墓地が広がっております。

吉祥寺以外にもこの周辺は「寺町」となってますので、
寺院好きの方は是非巡ってみるのは如何でしょうか。
そんな訳で吉祥寺を後にしたのでした…。
本堂
裏の住宅街
天祖神社(1)
天祖神社(2)
そんな訳で吉祥寺の裏手にある道路に出まして、
住宅街をてれてれと歩いて行きました。(写真左上)
ところで、この写真の正面に「都立駒込病院」と言う、
都立病院でも規模の大きい病院があるのですが、
好天のせいなのか、写っていなくて残念!(オイオイ)
肝心の建物は第6回目の「根津」にて紹介しております。

という事で、この先を左に進むと最初の神社へ到着。
それがこちらの「天祖神社」でございます。(写真右上)
住宅地の中にあってオアシス的な印象を受けますね。
早速鳥居を潜って境内を歩いて行きまして、
本殿手前にて撮影してみました。(写真左側)
左手には地蔵尊も存在しているハズです。(オイ)
そんな訳で今回2度目のお参りを済ませたのでした。
駒込富士神社
上富士前交差点
天祖神社の裏手から出まして通りを歩いて行きますと、
こちら「駒込富士神社」に到着しました。(写真左上)
駒込のお富士さんとして知られているそうでして、
確かに本殿は階段を上がった先に存在しております。
毎年6月末〜7月始まで「山開き」が開催されるとの事です。
そんな訳で今回3度目のお参りを済ませたのでした。

再び本郷通りへと戻り「上富士前」交差点に到着。(写真左上)
「不忍通り(しのばずどおり)」との交差点になっており、
右側は上野方面、左側は護国寺方面となっております。
 
そんな訳で交差点を渡って歩いて行きますと、
コンビニの前に「六義園」の木製看板があります。(写真右側)
という事でこの一方通行路を左へ歩いて行きますと、
六義園入口の看板
六義園正面入口
内庭大門
園内風景(1)
間もなく特別名勝の「六義園」に到着しました。(写真左上)
ここは徳川綱吉と信仰のあった柳沢吉保(川越藩主)が、
築いたと言われる回遊式庭園でございます。
ところで六義園の読み方についてですが、
「ろくぎえん」ではなく「りくぎえん」と読みます。
正面入口から管理事務所にて入園券を購入しまして、
(入園料:一般300円、65歳以上150円、小・中学生無料)
入園しますと先ず「内庭大門」が登場。(写真右上)
大門の向こうには大きな「しだれ桜」の木が植えられており、
開花時期には見事な咲きっぷりが観られます。

という事で早速内庭大門を潜って行きまして、
先ずは庭園全体を撮影してみました。(写真左側)
植えられている松の木が印象的ですなぁ〜。
田鶴橋
渡月橋
上の写真でもお分かりの通り園内には池がありますが、
池の中には島があり築山が存在しておりまして、
それが「妹山・背山(いもやま・せやま)」です。(写真左上)
その島に渡る為の橋「田鶴橋」があるのですが、
残念ながら一般の方は渡る事が出来ません。

さてさて園内を巡りますともう一つ橋がありまして、
それがこちら「渡月橋(とげつきょう)」です。(写真右上)
橋の下にある岩が何とも印象的な橋ですね。

更に園内を歩いて行きますとこの様な風景が現れ、
それがこちら「蛛道(ささかにのみち)」です。(写真右側)
もう都内に居る事を忘れてしまいそうな風景ですな〜。
蛛道の渓流
吹上茶屋
池の鯉と亀
滝見の茶屋
更に園内をのんびりと散策して行きますと、
こちらの「吹上茶屋」に辿り着きました(写真左上)
ここでは有料ですが抹茶を楽しむ事が出来ます。

そして途中でふと池を眺めていましたら、
錦鯉と亀が戯れている光景を目にしました。(写真右上)
これは庭園散策のお約束という事で。(オイオイ)

まだまだ順路に従って歩いて行きますと、
こちらの「滝見の茶屋」に到着しました。(写真左側)
残念ながらここはお茶は出ませんが、(オイ)
とある物が楽しめる場所となっておりまして、
そしてその滝
園内風景(2)
それがこちらの小さな滝でございます。(写真左上)
この滝から湧き出でる水の音が何とも涼しげでして、
夏の散策途中で休むのに最適だと思いますよ。

という事で散策も終盤に入ったところでもう一度、
園内全域を撮影してみました。(写真右上)
右側には駒込の街ののビル群が見てまして、
「やっぱりここは都内なのだ」という事に気付きました。
それだけ都内である事すら忘れてしまう庭園なのですよ。

最後に園内には集会に使える建物が2つ存在しており、
こちらがその中の一つ「心泉亭」です。(写真右側)
 六義園だけに句会に利用されるのでしょうね。
心泉亭
六義園染井口
そんな訳でJR駒込駅に近い「染井口」から出まして、
今回の「本駒込散策」は幕を下ろしたのでした。
という事で最後の写真はその染井口です。(写真左側)
因みに染井口は通常は開門していませんので、
六義園を訪れた際はその点をご注意下さい。

そしてこの後ろ側にJR駒込駅があるのですが、
そちらは「豊島区」に存在しております。
と言いますか駒込自体が豊島区に存在しており、
その辺りが東京ではよく有りがちな点なのですが…。

という事で「駒込」は「豊島区シリーズ」で紹介してますので、
そちらも併せてどうぞ楽しんで下さいませ♪
今回初めて入園した「六義園」ですが、本当に素晴らしい所でしたねぇ〜。 
周辺の喧騒を暫し忘れるほど落ち着いた雰囲気で非常に癒されましたよ。
そんなこんなで文京区にはこの様な庭園が多いのだと改めて感じました。

Last Update 2007.6.25