「散策」と言うのは「ただ当ても無く歩く事」という意味なのですが、日本では歴史的にそれほど深くは無いようで、国木田独歩氏が最初と言われております。(一説には勝海舟氏とも…って、どっちとも本当か?) まぁそれはさて置いて、何故私「紅いも」が散策をオススメするのか? 以下にその理由を書きましたのでどうぞご覧下さい。
1.お金が掛からない
遊園地など、アミューズメント系の施設に行くのも非常に楽しいのですが、入場料や乗り物代で何かとお金が掛かってしまいます。気が付いたら思わぬ出費になってしまうかも…。 その点、散策は街や公園を歩くだけなので、驚くほど出費がありません!交通費や食費が出る場合もあるでしょうが、遊園地などと比べたらさほど気にならないでしょう。
2.新しい発見がある
先ずは自分の住んでいる街を散策してみるのが良いかも知れません。 いつも歩いている道路の一本向こうの道を歩くと、案外自分の知らない風景が広がっていて、「おっ、こんな所にお地蔵さんがあったのか〜」と妙に感心して楽しい気分に浸ることが出来ます。 そうすると今度は自分のあまり知らない街を散策したくなる訳ですが、当然「土地勘」があまり無いので「迷子」になってしまうかも知れません。 が、これはこれで楽しみましょう! 考えてもみて下さい。普段の生活の中で「迷子になる」といった事はあまり無いハズです。しかし散策なら「迷子」になっても落ち着いた気分で「迷子気分」になれるのです。とはいっても、ちゃんと地図を持って行く事が前提となるのですが…。
3.健康的である
「歩く事」は即ち運動ですから、普段摂り過ぎている(かも知れない?)エネルギーの消費に有効であると同時に、精神的なストレスからも開放されて心身ともに健康的になります。 更に、自然溢れる場所で散策すれば、木々から発せられる「フィットンチッド」のおかげでもっと健康になれるかも知れませんよ〜。
4.散歩後の酒が美味いっ!
散策する→疲れてのどが渇く→お酒が美味いっ! これ以上言う事なし! とまぁ、これだとお酒が飲めない人には当てはまらないのですが、散策後の飲食が美味しい事に違いないと思います。
以上、私が「散策」をオススメする理由でございます。 という事で、皆さんドンドン散策しましょう! そして少しでも当サイトがその手助けになれば、是幸いに思っております。
所謂ここ最近の散歩ブームで様々な「散歩本」が出版されております。このコーナーでは私の拙い読書暦?から幾つか東京の散歩に役立ちそうな書籍を紹介していきたいと思います。書籍自体は今後追加していく予定でありますのでお楽しみにして下さい。 また、併せて皆様がオススメする書籍がありましたらどうぞメールへお寄せ下さい。皆様のオススメ本をお待ち致しております。
「東京23区物語」「新・東京23区物語」(著者:泉麻人 新潮文庫)
「東京」を語る上で忘れてはならないのが泉麻人氏ではないでしょうか。私もとても影響を受けましたよ。デビュー当初から「街のオキテ」など街に関する本を出しているのですが、やはり「東京23区物語」は外せません。内容としては東京の23区内の特徴を歯に衣を着せぬ感じで紹介していまして、「です・ます」口調で終わらせているのが「社会学書」らしい(?)点でございます。但し、どうにも下ネタが過多なのがたまに傷だと思います。(苦笑) その10年後に「新・東京23区物語」として改めて23区についての本も出されており、現在の実情にあった内容となっております。
「東京見聞録」(著者:原田宗典 講談社文庫)
恐らくこのサイトを作る切欠となった本です。現在休刊となっている「Hotdog Press」に1990年から1年間連載されていた原田宗典氏の脱力系な東京の街に関するエッセイでして、都内の話題になっている街を訪れては何かしら体験したりイチャモンつけたりする内容のエッセイでした。私はこの中の「六本木」の回の「タリラリラーンのコニャニャチハーと叫んで芋洗坂を駆け下りたくなる」という一節が好きだったのです。あと、かなり下ネタも使われております。古い書籍ですが、かなり笑えます。(捕まってしまったのが残念…)
「平成お徒歩日記」(著者:宮部みゆき 新潮文庫)
今や大ヒットメーカーの小説家、宮部みゆき氏のこれが初めてのエッセイ本でして、都内の歴史ある名所を編集者やカメラマンを道連れに(?)歩いて行ったという内容の書籍です。(東京以外の所も出てきますが) 小説とは違って軽い文章で綴られており、普段の宮部さんの人となりが垣間見えて、さらっと楽しく読める一冊となっております。
「散歩の達人」(出版:交通新聞社)
これは雑誌なのですが、街歩き好きの方には外せない「大人のための首都圏散策マガジン」でございます。当然、私も毎号拝読させて頂いております。 内容としては第一特集として首都圏の街をピックアップして事柄や食に関しての紹介が中心となっており、第二特集として一つの物事に対してのこだわりなどを紹介されております。 その他の連載も非常に面白くて為になります。 東京を渋く語りたいなら「Tokyo ○alker」よりこちらを必読しましょう!
「東京散策絵巻」管理人 紅東 芋男
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