国分寺市

(こくぶんじし)

〜殿ヶ谷戸庭園・真姿の池〜

府中市の真上にあってやっぱり東京の真ん中にある「国分寺市」ですが、 
武蔵野丘陵に位置する府中市寄りには国分寺崖線なるものがありまして、
そこから湧き出ている湧水は綺麗で「全国名水百選」にも選ばれています。
そんな訳で今回は駅前の「殿ヶ谷戸庭園」と「国分寺」までを散策しました。
それでは、どうぞご覧下さい。
国分寺駅南口
JR中央線に乗ってやって来ました「国分寺」」へっ!
まずは定番の駅前写真から参りましょう。
こちらが「国分寺駅南口」でございます。
駅ビルになっていて「丸井」が入っています。

またこの駅は「西武国分寺線」と「西武多摩湖線」の
発着駅となっております。
ですので乗降客が多いのですねぇ〜。

さてここから「殿ヶ谷戸庭園」はゆっくり歩いても
1分とかからないんですよ〜。
写真右側に位置していますので、
早速行ってみる事にしました。
間もなくして「殿ヶ谷戸庭園」に到着。

東京都指定名勝なんですねぇ〜。
ここは大正初期に満州鉄道の副総裁「江口定條」が、
別邸として設けた後三菱財閥の「岩崎彦弥太」が買収し、
その後さらに昭和49年に東京都が買収して、
現在の一般開放の庭園に至る訳です。
歴史があるのですなぁ…。

さて、この庭園は有料でして、入場料が大人150円です。
(中学生から有料、小学生以下と65歳以上は無料)
モチロン、入ってみましたよ。
殿ヶ谷戸庭園入口
庭園内部
受付で料金を払い、いざ庭園の中へ…。
いやぁ〜この日は風が強くってですね、って違います。
またしてもぶれてしまいました、あぁ、すみません…。

右側が「順路」なのだそうなので、
それに従って庭園内を散策してみました。

因みに左側には「紅葉亭」と言われている茶室があります。
集会施設でもあるので有料ですが利用する事ができます。
市内に住まわれてる方は是非利用されては如何でしょうか。
藤棚を通り過ぎまして、
(時期ではなかったので写真には撮りませんでした)
ゆるやかな坂を登っていくとこんな「竹林」が…。

「たけのこ」とか採れないかなぁ…。(←なんじゃそりゃ)

「竹林」の他にも色んな植物が自然のまま生えていて、
四季を通して楽しめる庭園になっております。

あと、1つの庭園でこれほど傾斜のある所は、
非常に珍しいみたいですね。
自分も各所庭園を尋ねましたが、こんなのは初めてです。
竹林
次郎弁天の池
そんな珍しい庭園を象徴するのが、
こちらの「次郎弁天の池」ではないのでしょうか?

最初にも書いた通り「国分寺崖線」の所に位置するので、
ここに溜まっている水は全て「湧水」という事になります。
(えっ、ホントなのか?)

ここで暫し「錦鯉」を眺めてました。
ボケーっと鯉を眺めますと癒されますな〜。
そして茶室「紅葉亭」の真下にある滝を写しましたが、
滝と言うほどのものでもないかな。(オイ)
でも良いですね〜、こういう感じが。

自分的には夏場に訪れるのが良いと思います。
水辺も日陰も多くあって涼を求めるのにピッタリです。

あっ、いやもちろんですね〜、
他の季節にも良いのだと思いますけどね・・・。
(また言い訳を…)
紅葉亭下の滝?
鹿おどし
という事で、庭園散策の最後は「獅子おどし」ならぬ、
「鹿おどし」の写真でお終いでございます。

この場所から「次郎弁天の池」を経て、
「野川」という河川に流れているそうです。

(野川:三鷹、狛江、世田谷を経て二子玉川で
 多摩川と合流する河川)

緑豊かな「殿ヶ谷戸庭園」を堪能しまして、
今度は「国分寺」へと向かいました。
殿ヶ谷戸庭園を後にし「国分寺街道」に出まして、
「一里塚第二」という交差点で1枚撮ってみました。

ちなみにこの「国分寺街道」を真っ直ぐ進むと、
「東八道路」を経て、「府中」に辿り着きます。

ここからどこかの道を右に曲がると、
「国分寺」に行ける事は道路案内図で確認したのですが、
そこらへんはもう、いい加減な人ですから…。
「もうちょっと先かな〜」と思いながら、
「国分寺街道」を南下して行ったのでした。
一里塚第2
東元町4丁目
暫く歩いた後、「東元町四丁目」という交差点で右に入り、
「元町通り」を進んで行きました。
(ちょうど歯医者さんの看板の手前ですな)

この「元町通り」なのですが、狭い道にも関わらず、
車の通りが結構あったのが記憶にあります。

それはともかく、暫く歩いて行ったのですが、
行けども行けども「国分寺」があるような気配が全く感じられなく、
むしろそちらの方で焦ったりして。
(オイオイ)
「あぁ、このままだともう一度戻って、
最初からやり直しかなぁ・・・」
なんて思ってたのですが、
ここで写真の左側にある電柱に、
「全国名水百選」を示す看板がありました!
(正確には忘れてしまいました、すみません・・・)

そして写真右側に周辺図もありまして、
この道を進んだのは間違いではなかったみたいです。
あぁ良かったと、ホッと胸を撫で下ろしました。
(それで良いのか?)
そんな訳で右の小道を進んでみますと…、
全国名水百選の看板
真姿の池
「お鷹のみち」(国分寺から流れている小川の脇道)
を通り越した所にこんな池がありました。
「真姿の池」でございます。

都の指定名勝になっているそうです。
この周辺で湧き出でた「湧水」がこの池に流れ込んで、
最終的にはやはり「野川」に流れて行くそうです。

でもこの写真では肝心の池が写ってませんな。
鳥居だけはちゃっかりと写っているのに。
そして、その裏側には…、
これが「湧水」の源流(の1つ)ですな。
よ〜く水を見てみたんですが、確かにキレイでした。
以前は飲料水に使われていたそうで、
健在では子供の水遊び場や、
野菜を洗ったりする所として利用されているそうです。
(実際その場面を見ました)

こんな所で西瓜なんぞ冷して食べたら、
さぞ美味かろうと思いますが如何なモンでしょう?

実はここでペットボトルに湧水を入れて、
持ってった方を見たのですが、飲料用にするのかな?
いや、きっと生水では使わないでしょうねぇ?
湧水の源流
お鷹の道
という事で「お鷹のみち」に戻りまして、
今度こそ「国分寺」へ向かって行きました。
これはその途中で撮った写真です。

ところでこの道の脇を流れる小川には、
「ゲンジボタル」が棲んでいるそうです。
(所々看板がありました)

「ゲンジボタル」と言えばキレイな水のある所しか、
棲息出来ない事で有名ですなのですが、
やっぱりこの周辺の湧水はキレイなんですね〜。
子供達が楽しく遊んでいたのが印象的でした。
そんな訳ようやくで到着しました「国分寺」

実はここは現国分寺の方でして、
(と言っても凄く歴史はあるんですが・・・)
それ以前の「武蔵国分寺」はこの場所から、
ちょっと離れた後側に史跡として残っています。
(西国分寺方面です)
何で撮らなかったのだろう、自分…。

境内には「薬師堂」や「万葉植物園」がございます。
という事で今回の「国分寺散策」は以上です。
現「国分寺」
そんなこんなで、何とか「国分寺」に辿り着いた訳ですが、皆さんはこんな事にならぬ様
しっかり下調べをしてから散策しましょう。(オイ、まずは自分が気をつけなさいよっ!)
それにしても、都指定名勝が2つもある所もなかなか珍しいのではないのでしょうか?
ここから出る「湧水」がいつまでも綺麗に保たれたら良いなと思った今回の散策でした。

Update 2002.8.5