八王子市

(はちおうじし)

〜八王子駅から高尾駅までの、長い長い散策〜

都心から西へ約40キロの所にある八王子市。地図で見るとあきる野市と
神奈川県とに挟まれている感じですな。 以前は養蚕業が盛んでしたが、
現在は大学のキャンパスが20以上ある学園都市として認知されています。
そんな多摩地区最大級の街「八王子」を今回は八王子駅から高尾駅まで、
「甲州街道」や「浅川」沿いに散策してみましたが、いやぁ〜疲れましたねぇ。
写真総数は「奥多摩町」を越えてなんと27枚!それでは、どうぞご覧下さい。
JR八王子駅
何はともあれ、先ずは駅前写真から行きましょう!
こちらが「JR八王子駅」(北口)でございます。
「ヨドバシカメラ」のちょっと先で撮りました。

中央線の主要駅であり、横浜線や八高線の起点駅。
そう、八王子駅は「横浜」や「高崎」へと一本で行ける、
とっても素晴らしい駅なんですよ〜!
(すみませんウソです。高崎へは乗換えが必要)

それはさて置き、ここ数年「駅前開発」が続きまして、
便利になったバスロータリーや、地下駐車場。
「ヨドバシカメラ」「東急スクウェア」などが出来て、
「変貌したなぁ」と思うのは自分だけでしょうか?
上の写真からバスロータリーを左側へ進み、
もう一つの駅、「京王八王子駅」へと向かいます。
写真中央の辺りにあるんですけどね。

この辺りも変わっちゃいましたねぇ〜。
写っている道路も、以前は2車線だったような・・・。
歩道も整備されて、以前より歩きやすくなりました。

というか、この写真でもお分かりの通り、
建設中の所が二ヶ所もありますね〜。
「街は生き物」と自分は常々思うのですが、
八王子でもこの付近はまだまだ変貌しそうです。
京王八王子駅への道路
京王八王子駅
てなワケで間もなく「京王八王子駅」へと到着。
「京王八王子SC」の正面を撮影しました。
色んなテナントの入ったショッピングセンターですな。

駅自体は1989年に地下駅となりました。
それ以前は何とも「田舎チック」な駅でした。
(それもそれで好きではあったが)
今は全然「違和感」ありませんが。(なんじゃそりゃ)

こちらにもバスロータリーがありまして、
写真左側にあるんですが、乗り易い様整備されていて、
地下のコンコースから直ぐに上がれるので便利。
そんな変貌激しい街の中にあって、
何時までも変わらない物というのもあります。
それはご存知「神社仏閣」な訳でありまして・・・。

という事で今回も当然「神社」が登場しますよぉ!
先ずはこちら「子安神社」でございます〜。
ご利益はズバリ「安産祈願」です。
散策当日も赤ちゃん連れの家族が見受けられました。

そして鳥居の前の幟が気になる所ですが、
毎年9月23日には「泣き相撲」が行われます。
何とも「らしい」祭りだと思いますが如何でしょう?
子安神社
子安神社の裏側
「子安神社」を離れて「甲州街道」に出てみました。
こちらは裏側という事になるのでしょうが、
やはり鳥居はありましたが、門は閉まってました。

実はここって2つも神社があったんですねぇ。
もう一つは「金刀毘羅神社」と言います。

ん、という事はここは「金刀毘羅神社」の入口?
う〜ん、詳しい事は分からず終いなのですが、
もしそうだとしたら、ちょっと残念でしたなぁ。

という事で、「甲州街道」を歩いて行きますと・・・。
あっと、またここで「神社」が登場しましたぁ〜!
(オイオイ)
こちらは「村杜市守神社」という神社でございます。
「八王子駅入口」交差点付近に存在しています。

こちらは「大鳥神社」という側面?もありまして、
11月の酉の日に「酉の市」が催されます。
何やら甲州街道沿いに出店が並ぶようで、
ここで「熊手」を買うのも一興かもしれません。

という事で例によってお参りしてから、
(あっ、念の為「子安神社」でもお参りしましたよ)
一路「甲州街道」へと本格的に散策開始!
市守神社
甲州街道
という事でこちらが「甲州街道」でございます。
ちょうど「駅入口」の交差点を過ぎた所で撮影しました。

左側にある「ダイエー」を過ぎた所から、
大小様々な商店街が立ち並んでおります。
屋根付きのアーケード街となっていますので、
傘を差さずにショッピングする事が出来ます。
(所々で途切れてしまってますけどね)

ただ最近は、大型店舗の影響でしょうか?
店を閉めている所も目立つようになりました。
う〜ん、何とか頑張ってもらいたいモノです。
甲州街道を歩いて「横山町郵便局」のある交差点を、
右側へ曲がって行きますと、またまた神社を発見!
(発見ってアンタ・・・)

こちらは「八幡八雲神社」と申します。
ちょうど市立第一小学校の向かい側にあり、
八王子の総鎮守となっている神社でございます。
真っ赤な鳥居が何とも印象的ですなぁ〜。
例大祭は7月23日に執り行われています。

ここでもモチロンお参りをしたのですが、
鳥獣防止用のネットが張ってあり、
賽銭箱が何処にあるのか一瞬戸惑いましたよ。
八幡八雲神社
文化芸術劇場(いちょうホール)
さて更に甲州街道から離れて行きますと、
こんな感じの大きなホールがありました。

名前は「八王子文化芸術会館」
又の名を「いちょうホール」という建物です。
まぁ芸術関係に特化した市民会館ですな。
(↑そのまんまじゃんか〜!)

因みに「市民会館」はまた別の所にありまして、
南側の上野町という所に建っております。
そちらの方はまたの機会と言う事で・・・。

因みついでに、「いちょう」は市の木に指定されてます。
追々分かる事かと思いますが。
そんな訳で、また甲州街道へと南下しました。
「甲州街道」へと戻りまして「国道16号」との交差点、
「八日町」にこんな感じの遊歩道があります。
名前は「ユーロード」(放射線通り)です。

ここを真直ぐに行きますと、JR八王子駅に戻れます。
(だから放射線通りなんですがね…)

この通り沿いには、若者向けの店舗が立ち並び、
若人が闊歩している姿が多く見られます。
(これまたそのまんまや…)

地方から大学にやってきた若人には持って来いかも?
ユーロード(放射線通り)
あの方の実家
さて、また再び甲州街道を歩いて行きます。
八日町をちょっと過ぎるとアーケードが途切れます。
こちらはその付近を八王子駅方面に撮影した物。

光の加減上、非常に分かり辛いかと思いますが、
写真左側に白い看板がありまして、
「荒井」と書いてあるのがお分かりになられますかね?
このお店って「呉服屋」なんですよね〜。

・・・ピーンと来たでしょうか?
来た方へ、その通りでございます。(オイオイ!)
まぁこれ以上は控えさせて頂きますが、
末永く営業されると良いかなぁ〜なんて思います。
またひたすら甲州街道を歩いて行きまして、
国道16号線の交差点である「八幡町」を過ぎて、
(八日町から八幡町まで並行しているんですな)
「本郷横丁」交差点で「秋川街道」へと進みます。

こちらは「本郷横丁」交差点の手前から撮った写真。
見事「逆光」に晒されてますなぁ〜。

因みに、甲州街道をこのまま真直ぐ行きますと、
「追分」という交差点で「陣馬街道」と分かれます。

甲州街道はそこから「いちょう並木」が始まり、
それが高尾駅まで続いていく事になります。
その辺りについてはまた後ほど・・・。
西日眩しい甲州街道
萩原橋
「本郷横丁」を「秋川街道」へと入り、
「北大通り」(20号バイパス)を渡りますと、
「浅川」の流れる「萩原橋」に辿り着きます。
こちらは橋の手前で撮った写真です。

ここからいよいよ「浅川」沿いに歩いて行く事に。
何たって八王寺の代表的な川ですからねぇ。
(ん、そうなのか?)

という事で、左側の沿道へと入っていきました。
因みに「秋川街道」をず〜っと進みますと、
「武蔵五日市」へ行く事が出来ます。
沿道へ入りました。が、「浅川」はまだ見えず・・・。
叢ばかりが広がっている状態ですな。

そんな中でも所々に小溜りがあったりして、
たもで何かをすくっている親子連れもおりました。
う〜ん、ほのぼのしてますなぁ〜。

と、ここから上流部へと歩いて行くのですが、
この辺りでだいぶ日が暮れてきましたので、
やおらスピードを上げて行ったのでした。
浅川の沿道
鶴巻橋
暫くすると「八王子市役所」が目に入り、
沿道からも川の流れが見えてまいりました。
この付近に来ますと釣りをしている人も見られました。

写っている橋は「鶴巻橋」という名前で、
直に「秋川街道」と合流します。
そして「浅川」はその先で「北浅川」「南浅川」とに
分かれているのです。(逆に言えば合流)

さて、「八王子市役所」は何処にあるのでしょう?
写真の左側にデデ〜ンと建っているんですよ。
全体を撮るには、ちとキビシイものがありましたので、
正面入口に回って撮影してみました。
それについては下の方で・・・。
という事で、こちらが「八王子市役所」の正面入口。
ロータリー前のモニュメントと共に撮影してみました。

散策当日は休日でしたので、当然窓口は開いてません。
間違ってやって来た人も見掛けましたが…。

そう言えば、この市役所が建てられた時は、
結構非難の声が挙がっていましたなぁ。
当時は財政難でしたからねぇ〜。
(いや今でもそうかな?)

そんな事をふと思い出しました。(オイオイ)
八王子市役所
南浅川
さて再び「浅川」へと戻りましたが、
先述の通り、「北浅川」と「南浅川」とに分かれており、
今回は便宜上「南浅川」へと進みました。
「北浅川」はまたの機会という事で一つ。

そんな訳で「南浅川」を合流点からちょっと上って
行った所の写真がこちらになります。

う〜んしかし、この写真じゃ何ともコメントし辛い。
いい加減もっと良い写真取れないのか?>自分

この先「横川橋」と「水無瀬橋」を潜っていくと、
沿道の様相が少々様変わりします。
南浅川とサイクリングコース(1)
南浅川とサイクリングコース(2)
さて沿道は「水無瀬橋」から先は、ジョギング・サイクリングコースとなります。
沿道に車線が入っているあたりが、そうなんだと分かる気がしますけどね〜。
先ずは、八王子工業高校と富士森高校を過ぎた辺りで撮影して、(写真左側)
更に「横山橋」を越えた辺りで撮影しましたが、(写真右側) どちらも逆光気味。
この辺りになると「南浅川」も野趣的になりますな(?) そういえば数年前、
この付近を舞台にしたドラマが放映されましたが、TBS系の「日曜劇場」で、
小泉今日子さんが主演のドラマだったんですけど、覚えている方いますか?
南浅川橋(1)
南浅川橋(2)
更に歩き続けますと、「南浅川橋」というこれまた立派な橋が見えてきます。
先ずは離れた所から撮り、(写真左側)そして橋上からも撮影。(写真右側)
この橋のお隣には「都立陵南公園」という、野球場兼備の公園があります。
「南浅川橋」が何故この様な威厳ある造りの橋なのかと申しますと、この先に
「多摩御陵」が存在するからに他なりません。それでは自分も「多摩御陵」へ。
行ってみたものの、既に門はしまってました・・・。
開場時間は午前9時から午後4時までだそうです。
う〜ん、もう少し早く散策を始めていればなぁ〜。

さて、上記では「多摩御陵」と書いておりますが、
昭和天皇が崩御され、こちらに陵墓が作られた際、
こちらは「武蔵野陵」と改名されております。

昭和天皇の陵墓「武蔵野陵」と、
大正天皇陵墓「多摩陵」、貞明天皇陵墓「多摩東陵」。
3ヶ所の陵墓がこの地に存在しております。

興味のある方は一度訪れると良いかと思います。
大きな鳥居が鎮座ましてますよ。(オイ)
多摩御陵正門
多摩御陵入口交差点
さて、再び「甲州街道」へと戻ってきました。
こちらは「多摩御陵入口」の交差点です。

写真中央がぽっかり開いてしまっていますが、
実は昔「高尾駅」が出来る以前、ここに「浅川駅」という
中央線の終点駅がありました。
高尾駅が出来た後は、皇室関係の駅になったり
「陵南会館」として使われたりしていましたが、
火事で消失し、この様な空き地となってしまいました。
今は中央線が走っているのが見えるだけとなってます。

という事で、最終目的地の「高尾駅」はもうすぐ。
甲州街道を右側へと歩いていったのでした。
そんな訳で甲州街道を歩いて行くの図。
実はこの時、既に体がへばっていました…。

それはさて置いて、写真でもお分かりの通り、
「いちょう並木」がこんな感じで続いております。
「いちょう」と言うと、やはり「ギンナン」を思い浮かべますが、
季節となると銀杏を拾う方々が多く見られます。

実は今回、ちょうどそのシーズンだったのですが、
やっぱり拾っている方がいましたよ、ハハハ。

実際、自分も銀杏が好物だったりしますが、
アレって臭くて下処理が大変ですからねぇ〜。
なので拾いません。(オイオイ)
甲州街道と銀杏並木
町田街道入口交差点
そんな訳でヨロヨロと歩いて行きますと、
「町田街道入口」交差点に辿り着きました。
歩道橋のある所がその交差点です。

ここを左に曲がると「町田街道」で、ず〜っと行きますと
「町田」に辿り着きます。(かなり距離ありますが)
翻って、右に曲がりますと「高尾街道」で、
「あきる野」へと繋がっております。

因みにこの交差点に「高尾街道」が繋がったのは
つい最近の事でして、渋滞緩和になったのかな?
その交差点を渡りまして、歩道橋を越えた所に、
ポツンとこんな神社が存在していました。
名前は「熊野神社」です。

と言いますか日が暮れてしまったので、
鳥居ぐらいしか目に入らないと思いますが・・・。
ここ児童遊園となっています。
むしろその方としての存在が強いのかな?

という事で、ここで今回最後のお参りをして、
(賽銭箱が無かったナ)
目前の「高尾駅」へと向かったのでした。
熊野神社
高尾駅北口
てなワケでとうとう「高尾駅北口」に到着!
威厳あり気な?駅舎を撮影しました。
神社仏閣風な造りに「高尾」と言う街の位置付けが
何となくお分かりになられたかと思いますが・・・。

でも実は、写真には写っておりませんが
右側にパン屋やマクドナルドがあったりします。
「和洋折衷」って所ですかね?(違うよ)

という事で今回の「八王子散策」は以上です。
皆様、お疲れ様でした〜。
自分もこの後、疲れ切った体に鞭打って、
帰宅の徒に付いたのでした・・・。
ここまで写真の枚数が多いと、只でさえいつもコメントに苦労しているのに、
余計に無い頭を使って心身ともに疲労困憊しますな、まぁそれはそれとして。
さて「八王子」は私にとって「腐れ縁」的な存在ですかね。「山梨県でしょ?」
などと間違われますし。(いやホントに) しかし、第2の故郷と言えるこの街を
一生忘れる事はないでしょうね。 今後も別の見所を紹介する予定ですよ。

Update 2004.9.23