洗足

(せんぞく)

〜洗足池・北千束〜

「大田区シリーズ」の第5回目は、洗足池がある事で有名な「洗足」を散策して参りました。
実は大田区の町名表記では「千束」となっており、隣りの目黒区側にも「洗足」があります。
では何故「洗足池」と呼ばれているのか気になる所ですが、それはまた後ほどと言う事で。
今回は洗足池駅から洗足池周辺の見所を巡り、北千束に入りまして大岡山へと歩きました。
それでは、どうぞご覧下さい。
洗足池駅
洗足池交差点
洗足池ファミリーロード
東急池上線に乗りまして、やって来ました「洗足池」へっ!
五反田駅から数えますと6番目の駅でございます。
そんな訳で、いつもの事ながら駅前写真から。(写真左上)
池上線特有の、何とも味のある駅ですねぇ〜。

さて、振り返りますと「中原街道」が通っております。
こちらはその「洗足池」交差点を撮りました。(写真右上)
「洗足池」はこの中原街道の向かいにある訳ですな。
町名的には「南千束」に存在しております。

そして駅の裏側は「上池台」という街になっておりまして、
「洗足池ファミリーロード」商店街があります。(写真左側)
散策してみたいのですが、今回のメインとは逆方向なので、
この写真でどうぞご勘弁を…。
テラスジュレ・洗足池ボートの看板
洗足池
そんな訳で、駅前にある歩道橋を渡って行きまして、
いよいよ「洗足池」へと向かって行ったのでした。
こちらはその歩道橋から撮影した看板。(写真左上)
「テラスジュレ・洗足池ボート」と呼ばれているのですな。

歩道橋を下りますと目の前に「洗足池」が広がります。
「良い風景だぁ〜」と思いつつ撮影しました。(写真右上)
池の上には所々にボートが浮かんでいますな。

さて、私はここから左手へと進んで行きました。
緑豊かな沿道をしばらく歩いて行きますと、
こちらの木製の「池月橋」がございます。(写真右側)
何とも歴史を感じさせる橋ですなぁ〜。
池月橋
赤い鳥居
千束八幡神社
威厳ある本堂
そんな趣のある「池月橋」を渡っていきましたら、
なんと赤い鳥居があるではないですかっ!(写真左上)
赤い鳥居を見ますと血が騒ぎますな、って私は闘牛かっ!

そして「鳥居ある所には神社あり」と言う事で振り返りますと、
こちら「千束八幡神社」がございます。(写真右上)
「旗上げ八幡」という別名を持っているそうです。
例大祭が行われるのは9月だそうですよ。

そんな訳で階段を上がり本堂を撮影。(写真左側)
「八幡神社」らしい、何とも威厳ある造りですね。
(分かって言っているのか、私)
恐らく昔からこの周辺の鎮守なのでしょうな。
先ずはここで今回最初のお参りをしたのでした。
名馬 池月之像
今度は赤い橋が
と言う事で再び洗足池の沿道を歩いて行きますと、
こちら「名馬 池月之像」があります。(写真左上)
先に登場した「池月橋」もこの馬から名をとったのですね。
何故、名馬なのかを調べ忘れましたが。(オイ!)

更に沿道を、池に泳ぐ鯉を見つつ歩いて行きますと、
こちらの赤い橋に辿り着きました。(写真右側)
「んっ、この橋を渡ると何があるのだろう」と思い、
渡って行くとまたまた赤い鳥居がありましたよっ!
こちらは「洗足池弁財天」でございます。(写真右側)

しかし「前から知っていたんじゃないの?」と思われたりして。
それはともかく、こちらで2回目のお参りを済ませたのでした。
洗足池弁財天
水生植物園
再び洗足池
ミソハギの花
そんな訳でまだまだ沿道を歩いて行きますと、
今度はこちらの「水生植物園」に着きました。(写真左上)

ご覧の通り、ガマやアシなどが生えていますなぁ。
そんな水生植物園から再び洗足池を撮影。(写真右上)
緑豊かな湖畔と遠くの建物とのギャップが楽しいですな。

さて、水生植物園の中に咲いている植物を発見しました。
こちらは「ミソハギ」という多年草の植物。(写真左側)
柴色の小さい花が何とも可憐ですなぁ〜。
四季折々の水生植物が楽しめる所となっております。
勝・西郷両氏の墓所
西郷南洲先生の墓苑
ところで「洗足池」で忘れてはならない所がありまして、
それは江戸幕府の軍艦大臣「勝海舟」の墓地でございます。
「洗足池公園」の裏側に墓地がありまして、
先ずはそれを案内する柱を撮影しました。(写真左上)
何と幕末に大活躍した「西郷隆盛」の墓苑もあるのですね!

先ずは「西郷南洲先生留魂碑」から。(写真右上)
鳥居がありまして、例大祭も9月24日に行われるとの事。
勝海舟氏が、西郷氏の戦死を悼んで建てられた物が、
この地に移転されたとの事です。
そして右隣に「勝海舟夫妻」の墓地があります。(写真右側)
「江戸城無血開城」の立役者になった両氏が、
この地で日本の行く末を見守っている訳ですね。
私も両氏に「今の日本の状況をどう思いますか」と、
問いながら拝んでいったのでした。
勝海舟夫妻の墓所
妙福寺
勝海舟先生別邸跡
中原街道から洗足池駅を望む
と言う事で、洗足池から少々離れて歩いて行きますと、
こちらの「妙福寺」がございます。(写真左上)
「洗足池」の名の由来は、この寺院を訪れたお坊さんが、
現在の洗足池で「足を洗った」事かららしいのですが、
例によって間違っていましたら申し訳ありません。
更に歩いて行くとこちらの案内板がありまして、(写真右上)
ここに「勝海舟先生別邸」が存在していたのですな〜。
勝海舟氏は非常にこの地が気に入っていたとの事で、
晩年に「洗足軒」をこの地に建てたという事です。
現在この地にはは大森第六中学校が建っております。
向かい側には「洗足池図書館」がございます。

そんな訳で「洗足池散策」はこれにて終了と言う事で、
中原街道から洗足池駅を撮影しました。(写真左側)
洗足坂上交差点
下り坂と住宅街
そんな訳で今度は「北千束」へと向かうべく、
中原街道を環七通り方面へ緩やかな坂道を進みますと、
「洗足坂上」交差点に辿り着きました。(写真左上)
右側に写っているのは「長原商店街」の入口でして、
カラフルな看板が何とも惹かれる物があるのですが、
ここはグッと我慢して?交差点を左折したのでした。

そうしますとまたまた坂道になっておりまして、
その坂道を住宅街と併せて撮影しました。(写真右上)
一軒毎の敷地が広いようで、高級住宅街なのでしょうなぁ。

さて、道なりに歩いて行くと再び上り坂になりまして、
上り切って「赤松小学校」を過ぎた所にこちらの駅が。
東急大井町線の「北千束駅」でございます。(写真右側)
北千束駅
北千束五差路
そんな訳で、再び上り坂になった道路を歩いて行きますと、
環七通りとの交差点である「北千束五差路」に到着しました。
環七通りを渡ってちょっと歩くと目黒区の「洗足」に入ります。
そちらの「洗足」は、「目黒区シリーズ」で紹介予定です。
(何時になるかは分かりませんが…)

それにしましても何故「洗足」という町名にしたのでしょうか?
謎は深まるばかりですな〜。(←そうなのか?)

さて私は、この交差点から環七通りを左折しまして、
暫く歩いた所で一方通行の道路をまた左折して行き、
住宅街を抜けてとある所へと向かったのでした。
とある所と言っても、例によって神社なのですがね…。
清水窪弁財天(1)
清水窪弁財天(2)
そんな訳で神社に到着しましたよ〜。(オイオイ)
こちらは「清水窪弁財天」でございます。(写真左上)

鳥居を潜りまして左手にある池を通り抜けますと、
「清水窪弁財天」の本堂?に着きました。(写真右上)
何とも弁財天らしい造りの神社ですなぁ〜。
こちらで今回最後のお参りを済ませたのでした。

そして左手には「清水窪湧水」があります。(写真右側)
こちらは大田区の文化財に指定されておりまして、
更には「東京の名湧水57選」にも選ばれております。
散策した日が暑かったので、とても涼しげに感じられました。
清水窪湧水
大岡山北口商店街
大岡山駅
東京工業大学
と言う事で、いよいよ「洗足散策」も佳境に入りました。
清水窪弁財天を後して、暫く歩いて行きますと、
賑やかな「大岡山北口商店街」へと入って行きます。
これまた味わいのある商店街なんですよねぇ〜。
暫く商店街を歩いた所で撮影しました。(写真左上)

そして商店街を抜けますと、東急目黒線の「大岡山駅」があり、
駅前を撮影しましたが、また看板の文字が!(写真右上)
まぁ、散策当日は非常に晴れていたと言う事で。(オイ)

そして駅の向かい側には「東京工業大学」があり、(写真左側)
この街のシンボル的な存在となっております。
写真の左側には「大岡山南口商店会」が続いております。
そんな訳で「洗足散策」は以上でございます〜。
さて、「幕末の怪傑」(と私が勝手に思っている)勝海舟氏が「洗足」を気に入っていたのが、
私にも何となく分かったような気がします。(本当か?)江戸幕府の重鎮だった勝海舟氏も、
大役後にきっと「一休みさせてくれ〜」と、この地を訪れたのだと思うのですが如何でしょう?

Update 2006.9.10