駒場

(こまば)

〜東大駒場キャンパス・駒場公園・駒場野公園〜

「目黒区シリーズ」の第5回目は、東京大学駒場キャンパスのある街「駒場」です。
それ以外にも「駒場公園」や「駒場野公園」など、「公園天国」な所だったりします。
今回の散策は、その見所3ヶ所をババ〜ンと巡って写真を撮りまくってきましたよ。
それでは、どうぞご覧下さい。
駒場東大前駅(1)
京王井の頭線に乗って、やって来ました「駒場」へ!
そんな訳でこちらが「駒場東大前駅」です。
モチロンと言いますか、自分は初めて降りました。

北口と言う事になるのですが、こちらを使う乗客は
無論「東大生」という事になりますな。

という事で、この後ろ側に東大の正門があります。
後ろを振り返ってみましょう〜!
おぉ〜、これはこれは立派な門ですなぁ〜。
(ちと大袈裟ですかね?)
という事で、こちらが「東大駒場キャンパス」です。

散策当日は休日だったので門は閉まってますが、
平日は当然の事ながら開いております。
(オイ)

う〜ん、キャンパス内に入ってみたい所ですが、
何となく門の威圧に慄いてしまいまして、
取り敢えずこちらからは遠慮しておく事に…。
「本郷」のキャンパスはすんなり入れたのになぁ。
東大駒場キャンパス
緩やかな坂道
散歩道?
そんな訳で、とぼとぼと線路沿いの坂道を下って行きまして、(写真左側)
降り付いた所にちょっとした小道の入口があったので、入ってみる事に。
お〜、これは何だか散策に適している小道じゃないですか。(写真右側)
左手には小川も流れております。てなワケでズンズン歩いて行きますと、
キャンパス内の桜
花見を楽しむ人々
野球グラウンドと桜
気が付いたらキャンパス内に入っておりました。
(写真左上)
折りしも桜の開花時期で、キャンパス内のあちこちで
満開の桜を眺める事が出来ました。
楽しそうなお花見客も所々で見受けられます。
(写真右上)
もちろん、一般の方達ですよね?

大抵の桜は「ソメイヨシノ」なのですが、
野球グラウンドの桜はちと違いました。(写真左側)
八重桜なのかなぁ〜。(オイオイ)
という事で、キャンパス内で暫し花見を楽しんだ後、
構内を出まして、閑静な住宅街へと出てみました。
見るからに「高級住宅街」って感じですなぁ〜。
自分も住んでみたいなぁ〜。(←無理だよ)

という事で、この地に住まわれている方が、
憩いの場として訪れているであろう公園に、
自分も行って見る事にしました。

この道路を真直ぐ歩いて行きまして、
突き当たりを左に行きますと公園はあります。
駒場の住宅街
駒場公園
そんな訳でこちらが「目黒区立駒場公園」でございます。
入口の門にて1枚撮ってみました。

これまた何となく威厳ある感じがしますが、
何故そうなのかは、この後判明するのでした。
とは言え、入場はもちろん無料です。
如何にも「地元」の方の自転車が多く見られました。

という事で、「駒場公園」に入っていきまして、
暫し「公園散策」と洒落込みました。
「駒場公園」に入って、左手に進みますと、
何といきなり和風の建築物があるのですよ。

こちらは「駒場公園和館」という建築物で、
後述しますが、前田侯爵が外国の要人を招いたり、
お茶会を催したりする為の施設だったそうで、
今は一般開放されている和風建物です。

一階広間へ入る(休憩する)のは無料ですが、
催物で使う場合は有料だとの事です。
日本庭園も広くて綺麗ですよ。
前田邸和館
前田邸本館
館内部
広場のお花見客
そして公園のほぼ中心部にはこんな洋風建築物が!
こちらは「前田邸本館」でございます。(写真左上)
これは旧加賀前田家の当主「前田利為氏」が、
本邸として昭和4年に建てられたとの事で、
当時としては最高級の洋館だったとのことです。
土日祝のみの公開ですが、入場は無料です。

という事で、洋館に入って写真を撮ってみました。
が、低性能デジカメだとこれが関の山。(写真右上)
う〜ん、建物がスゴイだけに残念ですなぁ・・・。

そしてその隣の広場では、やはりお花見客が。(写真左側)
洋館の横でお花見というのも、なかなかですね。
そんなスゴイ「駒場公園」の裏側には、
これまた格式高い建物があったりします。

こちらは「日本民藝館」と言う施設でして、
美学者である柳宗悦氏が創設した美術館だそうで、
日本縁の民芸品が数多く展示されているそうです。

入館料は大人1000円、大高生500円、小中生200円。
美術館の性質上、外国人のお客が多かったですよ。

という事で、再び駒場東大駅方面へと戻りまして、
もう一つの公園へと向かって行ったのでした。
日本民藝館
駒場野公園
ケルネル田んぼ
「京王井の頭線」の踏切を渡りますと、そこに「駒場野公園」があります。(写真左側)
ここは明治時代に日本の近代農業の礎となった「駒場農学校」が創設された場所で、
昭和53年に「東京教育大学農学部」(現筑波大学)が筑波に移転されたのを機に、
区立の公園となったとのことです。 「駒場公園」同様、緑の多い公園ですなぁ〜。
公園に入りますと、まず目に留まるのがこちらの田んぼになりますね。(写真右側)
これは「ケルネル田んぼ」と呼ばれているそうで、「駒場農学校」に教師として来た
ドイツ人のケルネル氏から名付けられたそうです。 現在でも近隣の小中学校の
教育実習の為に、田んぼとして利用されているとの事です。う〜ん、素晴らしいっ!
公園内の池
水田の碑
他にも公園内には池があったり(写真左側)「水田の碑」(写真右側)があります。
もちろん桜の木も多くありまして、やっぱりお花見をしている方が多く見られました。
自然観察舎
野いちごの群生
そして公園内の一角には「自然観察舎」という施設があります。(写真左側)
駒場野公園内の豊富な自然を観察するための施設ですが、「やってます」
という看板が何ともほのぼのしてますなぁ。子供達も多くやって来てました。
そしてこの時期、公園内の至る所で咲いていた花がこちらです。(写真右側)
これは「野いちご」という可憐な白い花で、実も美味しく食べられるそうです。
駒場地蔵尊(〆切地蔵)
「駒場野公園」を後にして、「淡島通り」へと歩き出ると、
一角にこんな「お地蔵さん」がありました。

こちらは「駒場地蔵尊」と言いまして、
またの名を「〆切地蔵」というそうです。
江戸時代、隣村で疫病が発生した時に、
地元民がこのお地蔵さんに祈願した所、
疫病に罹らなかったという伝説があるそうです。

それはありがたいっ!とばかりに自分もお参りを。
ところで「今回は神社ないの?」とお気付きの方、
その通りございませんので、こちらでご勘弁を〜。
こまばエミナース
駒場東大前駅(2)
という事で「淡島通り」を渋谷方面と歩いて行きますと、こんな施設が。(写真左側)
こちらは「こまばエミナース」というホテル・結婚式場です。 「○○エミナース」は、
国民年金会館ですから、各地にあるんですけどね。 ここを左手に曲がっていくと、
散策開始地点である「駒場東大前駅」へと戻って行くという事になります。(写真右側)
緑豊かな公園が2つもある素敵な「駒場散策」は、ここでお終いという事になります。
残念ながら(?)「駒場」に神社が見当たらなかったので紹介出来ませんでしたが、
まぁ「Non Ginger」ですね。(無い神社←ノンジンジャー→しょうがないって激寒!)
もしもありましたらこっそり教えて下さい。(オイ) それにしても「駒場」という街は、
区内でも屈指の緑多い所ですので、皆さんも是非散策してみては如何でしょうか?

Update 2005.5.16