王子

(おうじ)

〜飛鳥山公園・王子神社〜

「北区シリーズ」の第1回目は区内を代表する街である「王子」を散策して参りました。
駅周辺に飛鳥山公園や王子神社、名主の滝公園など見所が多数揃っておりますよ。
それでは、どうぞご覧下さい。
歩道橋より王子駅
駅前のバスロータリーと待機中のタクシー
サンスクエア
という事で再びやって参りました「王子」へっ!
先ずは駅前歩道橋から「王子駅」を撮りました。(写真左上)
上の高架線は東北・上越新幹線となっており、
下にはJRの在来線である東北本線と京浜東北線が通ります。
地下には東京メトロ南北線の駅もございます。

そして歩道橋を下りまして駅前に広がっております、
こちらのバスロータリーを撮影しました。(写真右上)
右側はご覧の通りタクシーが多く待機しております。

更に後ろを振り返ってみますとこの様な建物があり、
それがこちら「サンスクエア」でございます。(写真左側)
ボーリング場やテニスコート、ゴルフ練習場などあり、
差し詰めアミューズメントセンターと言った所でしょうか?
駅に停車中の京浜東北線
さくら新道入口
再び歩道橋に上がり「明治通り」を渡りましたが、
その途中に「京浜東北線」のホームが見えましたので、
電車が停車している所を撮影しました。(写真左上)
この下に「都電荒川線」の王子駅がございます。

そんな訳で歩道橋を渡りまして明治通りを歩いて行くと、
こちら「さくら新道」入口がございます。(写真右上)
そう言えば王子は飲み屋の多い町ですよね〜。
最初の散策を公開した時は「飲みに行きたい」と書きましたが、
それは未だに実現できてなかったりします…。

そして「さくら新道」を入りまして撮影しました。(写真右側)
何とも味わいのある飲食店街でしたよ。
私もこういう所が似合う男になりたいですな。(←無理)
さくら新道
音無橋交差点
飛鳥山交差点
飛鳥山
という事で再び明治通りの坂道を歩いて行きますと、
こちらの「音無橋」交差点に出ました。(写真左上)
この辺はご存知の通り「都電荒川線」も通るのですが、
残念ながら散策中は車との併走を見られませんでした。

そんな訳で引き続き明治通りを歩いて行きますと、
こちらの「飛鳥山」交差点に着きました。(写真右上)
ここを右折しますと「西巣鴨」を経て「池袋」方面へ、
直進しますと「本郷通り」「駒込」へと続いております。
実は音無橋の先も本郷通りとなっております。

さて、飛鳥山交差点の左側には「桜の名所」で有名な、
こちらの「飛鳥山公園」がございます。(写真左側)
紙の博物館
飛鳥山博物館
早速階段を上がりまして園内に入って行きますと、
向かって右側には3つの博物館がございます。
先ずはこちら「紙の博物館」を撮影しました。(写真左上)
ここは以前「王子製紙」がこの地にあった事を記念して、
紙の歴史を紹介している博物館でございます。

次はこちらの「北区飛鳥山博物館」を撮影。(写真右上)
ここでは北区の歴史について紹介されているそうです。
更にこちら「渋沢資料館」を撮影しました。(写真右側)
ここでは明治時代の著名な実業家である渋沢栄一氏の、
業績を記念して建てられた資料館でございます。
入場料はいずれの博物館も300円となっております。
そしてこの裏手には「旧渋沢栄一庭園」がありまして、
そちらの方へも入って行ったのでした。
渋沢資料館
青淵文庫
晩香廬
兜稲荷社跡
という事で「旧渋沢栄一庭園」を巡ってみました。
先ずは「青淵文庫」をバックに撮影。(写真左上)
こちらは生誕80年を記念して作られた建造物でして、
文庫という名の通り、書庫として使われていたそうです。

そしてその向かい側にはまた趣のある建物がありまして、
それがこちら「晩香廬」でございます。(写真右上)
ここで招待客をもてなしていたという事だそうです。
いずれの建物も国の指定文化財となっております。

さて、庭園の片隅には何と鳥居があるではないですか!
それがこちら「兜稲荷社跡」でございます。(写真左側)
しかし、跡だけあって本堂は隠されておりましたが…。
再び飛鳥山公園
D51蒸気機関車
そんな訳で旧渋沢栄一庭園を後にしまして、
再び公園の広場へと戻って来ました。(写真左上)
遊具が多く子供達が大勢で遊んでいましたよ。
また、この右側には売店も存在しておりまして、
ちょっとした飲食物が買えて非常に便利です。

さてこの左側には2両ほど車両が展示されており、
1両はこちらの「D51蒸気機関車」です。(写真右上)
保存状態が良く、今にも動き出しそうですねぇ〜。

そしてもう1両はこちら「都電6080系」です。(写真右側)
この車両は戦後に多く作られた車両だそうでして、
都電全盛の時代はあちらこちらで走っていたのでしょう。
都電の走る街「王子」にはピッタリの展示車両ですな。
都電6080系
噴水広場
飛鳥山の石碑
山桜や松など
さて広場を後にしまして歩いて行きますと、
一段下の広場に噴水が見えて参ります。(写真左上)
石の配置を見ていますと江戸時代っぽく感じられますな。
この手前には人工的な滝がございます。
そしてもうちょっと進んで行きますと石碑がありまして、
それがこちらの「飛鳥山碑」でございます。(写真右上)
この左側には飛鳥山の謂れが書いてある案内板があり、
その中にはこの地が桜の名所になった由来も書いており、
ご存知徳川八代将軍吉宗が1720年から1年に渡って、
1270本の山桜を植栽した事で桜の名所になった訳です。

そして園内の小高い丘を撮影しました。(写真左側)
私は割りと冬の公園が好きだったりするのですが、
飛鳥山公園はやはり桜の開花時期に訪れたいですね。
改めて噴水前
野外ステージ?を遠目から
そんな訳で一段下の広場へと階段で下りまして、
改めて噴水前にて撮影しました。(写真左上)
この周辺も山桜が植えられておりまして、
やっぱり春に訪れれば良かったかなと少々後悔。(オイ)

そして噴水の向かい側も撮影しました。(写真右上)
見え辛いですが、野外ステージのような形となっており、
若者達が何かの応援の練習をしておりました。

さて、まだまだ飛鳥山を散策したい所なのですが、
他の見所を巡る時間が無くなってしまいますので、
この辺で公園を後にする事にしまして、
最後は案内図を撮影しました。(写真右側)
ご覧の通り、非常に広い公園となっております。
公園案内図
音無橋
橋の下より
音無親水公園
さて、歩道橋で明治通りを渡りまして駅方面へ進みますと、
先程登場した「音無橋」に着きました。(写真左上)
この下には「石神井川」が流れているのですが、
その脇は「音無親水公園」となっております。

という事で音無橋脇にあります階段を下って行きまして、
先ずは橋を見上げながら撮影しました。(写真右上)
美しいアーチ橋ですが、写真は失敗気味ですな…。

そしてその橋下にて公園内を撮影しました。(写真左側)
せせらぎを渡る橋が何とも江戸を感じさせますな〜。
こちらは日本の都市公園100選に選ばれております。
因みに写真右側に石神井川が流れております。
そんな訳で暫し親水公園を散策したのでした。
滝もあります
水車もあります
という事で園内を歩いているとこんな所を発見!
それがこちらの滝でございます。(写真左上)
何となく滝を見ると嬉しくなるのは私だけでしょうか?
こちらも飛鳥山公園と同様に人工的なモノですが。

更に園内を歩いて行きますとこんな物を発見!
それがこちらの水車でございます。(写真右上)
滝と同様に水車を見ると嬉しくなっちゃいますなぁ〜。
残念ながら散策当日は回っていなかったのですが。
この先の階段を上がりましてそのまま進みますと、
最初に登場したJR王子駅へと繋がっております。

私は階段を上がりまして再び音無橋へと進み、
本郷通りへと出て「北区役所」を撮影しました。(写真右側)
北区役所
王子神社(1)
王子神社(2)
関神社
さて北区役所の向かい側には神社が存在してまして、
それがこちらの「王子神社」でございます。(写真左上)
前回の散策では見事にスルーしてしまいましたが…。
という事で鳥居を潜って境内へと入って行きまして、
本堂を目の前にして撮影しました。(写真右上)
この神社は「東京十社」に選ばれておりまして、
例大祭は8月上旬の日曜日に執り行われるとの事です。
二年に一度「本祭」として行われるとの事でして、
別名を「槍祭」で盛大に執り行われるとの事です。
という事で今回最初のお参りを済ませたのでした。
そして境内の一角にはこの様な神社がありまして、
それがこちら「関神社」でございます。(写真左側)
全国でも珍しい髪の祖神でして、毛塚もございます。
私も毛が心配なので、ちゃんとお参りしましたよ…。
王子大坂
王子稲荷神社(1)
そんな訳で王子神社を後にして歩いて行きますと、
こちらの「王子大坂」へと出ました。(写真左上)
以前は坂の下にお地蔵さんが存在していた事から、
別名「地蔵坂」とも呼ばれていたそうですよ。
この右側に進みますと「岸町」へと入って行きます。

王子大坂を過ぎ、てれてれと歩いて行きますと、
やがてこちらの「王子稲荷神社」に到着。(写真右上)
奥に立派な本堂があるのを見てとれるかと思いますが、
この神社は関東稲荷総社であるとの事です。
そう言われて見てみますと、なるほど納得ですね〜。
そんな訳で改めて本堂正面から撮影しました。(写真右側)
この右手には「市杵島神社」も存在しております。
という事で今回3回目のお参りを済ませたのでした。
王子稲荷神社(2)
名主の滝公園 薬医門
公園内の池
女滝
王子稲荷神社を後にして、道なりに歩いて行きますと、
江戸の雰囲気を醸し出している公園へ辿り着きました。
それがこちら「区立 名主の滝公園」です。(写真左上)
この門は「薬医門」と呼ばれているそうです。

早速、薬医門を潜りまして公園内に入りますと、
こちらの池がまず目に入りました。(写真右上)
この写真の左手に4つの滝がありますので、
坂道を上りましてその滝の数々を眺めてみました。

先ずはこちらの「女滝」を撮影しました。(写真左側)
入口から向かって一番左側に位置している滝です。
ご覧の通り女性らしく淑やかに流れる滝ですね〜。
濁鈷の滝
男滝
次はこちらの「獨鈷の滝」でございます。(写真左上)
女滝から向かって右側に位置しております。
残念ながら光度が低かったので良く撮れませんでした。
なかなか美しい滝なのですが、申し訳ありません…。

そして今度はこちら「男滝」でございます。(写真右上)
名前からして男性らしく豪快な流れの滝ですね。
滝の前で思わず「うぉ〜!」と叫びたくなりました。(オイ)
実はもう一つ「湧玉の滝」があるのですが、
残念ながら散策当日は流れておりませんでした。

そんな訳で改めて公園正門を撮影。(写真右側)
この写真左側には公園管理事務所がございます。
開園時間は午前9時〜午後5時、入園料は無料です。
名主の滝公園 正門
誇線橋を渡るの図
王子2丁目界隈
王子3丁目交差点
名残惜しくも「名主の滝公園」を後しまして、
JR東北本線・京浜東北線の誇線橋を渡りまして、
階段を下りる途中で撮影しました。(写真左上)
見え辛いですが、先に見える陸橋は「南大橋」でございます。
因みに右側へ延びている引込み線ですが、
十条運輸・日本製紙の工場へと続いております。

そんな訳で、南大橋の架かっている道路へと出まして、
「北本通り」の手前にて撮影しました。(写真右上)
右手には王子中学校があるのですが工事中でした。

更に歩いて行きまして北本通りとの交差点へ到着。
こちらがその「王子三丁目」交差点です。(写真左側)
写真左手には王子警察署や法務局がございます。
歩道橋から北本通り
北本通りを駅方面へ
実はこの辺もあちこちと散策したかったのですが、
時間の都合上散策できませんでした、あぁ…。
という事で交差点の歩道橋を上がって行きまして、
北本通りを王子4丁目方面へ撮影しました。(写真左上)
6丁目には神社があるのですがそれも行かれず仕舞。
という事で歩道橋を下りまして北本通りへ向かい、
駅方面へと歩いている途中で撮影しました。(写真右上)
この辺も様々な店舗が建ち並んでおります。
そしてこの先の路地を左に入って行きますと、
こちらの「装束稲荷」に到着しました。(写真右側)
この神社は昔、狐がここで白装束に着替えまして、
先に登場した王子稲荷神社にお参りに行くという、
「王子狐の行列」なる伝説がございます。
そんな訳で今回最後のお参りを済ませたのでした。
装束稲荷大明神
公園手前からサンスクエアを眺めるの図
国立印刷局 王子展示室
柳小路
という事で日も暮れてまいりまして散策も大詰め。
装束稲荷を後にして飲食店街を抜けて行きますと、
公園の先にサンスクエアが再び登場。(写真左上)
こうして見ますとカラフルで綺麗な建物ですねぇ〜。
左手に進みまして明治通りを渡って行きますと、
「国立印刷局 王子展示室」があります。(写真右上)
お札や切手などの展示が気軽に見る事の出来る施設です。
入館料は無料で、開館時間は月〜金が9時〜19時で、
土曜日が9時〜17時、日・祝日は休館となっております。
また、この裏手には「国立印刷局 王子工場」があり、
主に切手や証券等の発行を行っているそうです。
そして最後の写真はこちら「柳小路」です。(写真左側)
この様な飲み屋街は惹かれますな、立ち寄れませんでしたが…。
そんな訳で「王子散策」はこれにて終了でございます。
ところで「装束稲荷」の伝説として残っている「王子狐の行列」なのですが、
毎年大晦日にその行列の様子を再現している行事が行われているそうで、
王子稲荷神社で年を迎えるとの事で、長く続けられる事を願っております。

Last Update 2007.2.27